就活中の息子。課題やら自動車学校やらで忙しくなかなか進んでないようです。


今、やっと2社目を受けて結果待ち。


まあ、そのうち何とかなるだろうと気楽に構えております。


その仕事に就けるかどうかは二の次で、「やってみたいと思えること」が出来たことが嬉しい。


「やりたいことなんてない」と言っていた2年前。働く自信もないから、「これなら嫌じゃないかも」と消去法で選んだ専門学校でした。



先日、課題の作品を持って行くからと学校まで送迎を頼まれました。


その車中で息子がちょっと失敗しちゃったんだよね、と持って行く作品について話してくれました。


私が「これを作って、って指示される方が楽でいいんじゃないの?」と聞くと「自分で考えて形にした時の方が嬉しい。考えるのに時間をかければかけた分だけ出来上がった時におぉ!ってなる」と嬉しそうに話してくれました。


殆ど寝てないのに楽しそうな息子。


「学校、消去法で選んだけど息子に合ってたみたいでよかったね」と私が言うと、


「当たり引いたわ」と息子。


その言葉が嬉しくて嬉しくて。


人生で「当たり引いた」と思えることってそうそうないと思いませんか?


当たりを引いたと思えるなんて、何て幸せなことなんだろう。


そう言えば通信制高校のことも「楽で良かった」って言ってたっけ。


理由はどうかと思うけど、満足してたならいい選択だったってことだと思う。



息子は自分の人生を肯定的に受け止めていて、それはとても素晴らしい事だと思いました。




私はいつも無い物ねだりの人生でした。


もう少し背が高かったら、お金持ちだったら、運動神経が良ければ、美人だったら…無いものにはがり目を向けてきました。


きっと今より背が高くて美人でお金持ちで運動神経が良かったとしても満足はしていなかったでしょう。



足るを知る。


息子は幸せになれる法則をもう知っている。


それが何より嬉しい母でした。