今日は千葉の神崎大師にて、護摩法要に参座させて頂きました。
初めてお参りさせて頂きましたが、参座の皆様は篤信のご様子で、新参者にも気配りを頂きました、感謝であります。
とても迫力がありながらも優しい修法に、
気がつくと自分も慈救咒を大声で唱和しておりました。
ご法話のあとは、お片付け
何と参座の信徒で、その場でお磨きとなりました。
私も久しぶりにピカールを使い仏器磨きをさせて頂きました。
護摩の後、小一時間で道場はピカピカの仏器にて荘厳されました、お見事です。
直会にも温かく迎え入れて頂きました、感謝です。
金澤住職は税理士として海外でもご活躍されていたところ、発心され仏道に入り修行された経歴をお待ちとのことです。
そのまま行けば順風満帆という中で、利他の為にと出家された覚悟は並大抵ではないと思います。
こちらの神崎大師、本当に珍しいことに「恵印堂」というお堂がございます。
恵印とは醍醐寺三宝院門跡配下の当山派修験道に伝わる法流です。
秘法につき多く語られることはないため、知名度は高くないかと思いますが、極めて有難い法流だと私は思っています。
この恵印堂は本当にマジで半端なくスゴいです。
そのスゴさは文字では伝わらないと思います。
個人的には国宝クラスの衝撃でした。
当山派の道場は数あれど
恵印三昧耶の世界を立体曼荼羅で表現した道場
を私は他に存じません。本家本元の醍醐寺にもありません。
掛軸の形では拝したことがありますが…
そう、恵印七壇法の諸尊が尊像として安置され、立体曼荼羅を構成しているのです。
各尊、それぞれ魅力的ですが
不二の大日如来
これは本当に…尊い
畏れ多くて写真などは撮っていません。
無闇に写真など撮らないことは神仏に対するマナーだと思っています。
書きたいことは多く、語りきれませんので、
このブログをご覧になった方は是非、神崎大師に足を運ばれてみて下さい。
なお、普段は扉が閉まっておりますので、ご来山前に必ずご開扉のタイミングをご確認下さいませ。
私の記憶が正しければ毎月21日だけオープンになっています。
堂内には伽藍建立の故 善哉大僧正をはじめ、ここで恵印三昧耶を修められた歴代の行者方の思いがこもっております。
どうか畏敬の想いにてご参拝下さいませ。
いやぁ、尊かった。
本当にこの道場を建立されたそのお心に、最大限の敬意を評して本日のお勤めとさせて頂きたいと存じます。
あまりに尊いがゆえに、本当は隠れスポットにしておきたい気持ちがありますが、
多くの方が来山され、仏教に触れ、自らの持つ魅力を覚り、利他に歩まれんことを願い、
また神崎寺伽藍護持の為、
今後ともしつこくブログで触れてまわりたいと存じます。
画像ナシの乱文で恐縮ながら
南無神変大菩薩
南無聖宝尊師
南無遍照金剛
南無神崎寺歴代住職
合掌