聖護院の修験講習会にzoomで参加させて頂きました。
聖護院で行われている修験講習会がライブ中継で配信されるという形でした。
参加前に調べてみましたが、中々前情報がなかったので、もし興味ある方がいらっしゃるのであればと思い、記しておきます。
〈申し込み方法〉
2月から始まっていますが、年度の途中からでも参加できます。
申し込みは聖護院HPからGoogle formで出来ます。
(用紙を現地に持って行ってもできます)
聖護院の勤行次第を教材として使うので、持ってない場合は送って頂けます(送料別1,200円)
受講料を振込したら、その旨一本メールを入れておきます。
〈受講の流れ〉
聖護院よりメールで次回のzoom IDが送られてきますので、当日ログインして参加します。
資料がある場合は予めPDFで頂きます。
持ち物は勤行次第と筆記用具ぐらいでしょうか。
念珠と半袈裟は特に被着を求められませんでしたが、あれば丁寧だと思います。
〈講習会〉
月2回、1日と21日の夜7時から8時半まで、
1コマ40分ぐらいで、小休憩を挟んで2コマ続きます。
心経一巻読誦してスタート、講義終了後に本覚讃を読誦して終わりとなります。
初年度の受講者は経典読誦の説明と練習が1コマ目、2コマ目は仏教、修験道に関する講和です。
一回目の受講でしたが、修験道や仏教に興味のある一般の方々にとっては貴重な学びの場であると感じました。
1コマの時間に制約があることと、講義スタイル上マンツーマンのようにはいきませんが、
これだけの内容を「聖護院の教師から直接」「誰でも」「どこでも」受けられるのはすごいです。
社会人ってほんとに忙しく、ましてや家庭があればそっちが優先ですから、どんなに興味があっても中々定時に現地まで足を運ぶことは難しいですから。
講習では聖護院の習いであったり、所作について等、ちょっとした口伝のようなこともあります。
本格的に修験の道に入るのであれば師僧探しは避けられません(山に入るにしても得度するにしても)が、その前準備というか、
どんな世界観でどんな活動をしているのかは見えてくるのかもしれません。
講習にあたって「入信」とかを求められることはなく、あっさりしていますので文化として修験道や山伏にちょっと興味があるという人にも開始のハードルが低く、質の高い講義が期待できるため、結果として布教に一役買っているように思います。
あやしい先達が居ないでもないこの世界、そういうのを避けて直接本山の講義を頂けるのは画期的です。
欲を言えばアーカイブ配信があれば…とも思いますが、それは求めすぎかもしれません。
宗教的に「教えを求める」ことと利便性の間でいつも葛藤しがちです。
今の時代、実修実証の菩薩行であり大自然に霊性を磨かんとする修験道、荒んだ人の心に善いと思います。
こういった学びの場があることは本当に有難いです。
南無神変大菩薩
合掌
シロ