先日、採灯護摩供に行かせて頂いた神峯山寺では、修験道も実施されております。


歴史は古いらしく、明治維新後の廃仏毀釈、修験道禁止令により大打撃を被りましたが、それまでは役行者縁の霊場として大いに栄えていたようです。

その後廃れていた神峯山寺修験ですが、近年有志の方々により再興されて賑わいを取り戻しております。


日曜日に峰入りされるということなので、体験に同行させて頂きました。


神峯山寺の朝勤行に参加するところからスタートします。

本堂にて毘沙門天、吉祥天、善膩師童子の三尊を間近にして法華経や真言陀羅尼を読誦するのは尊いことでした。

お経本などは貸し出して頂けます。


その後は僧籍を持つ先達の皆様に着いて山に入ります。

暑い日でしたが、山の木陰はまだ耐えられる暑さで、時折吹く風が気持ちよかったです。


山のあちこちに設けられた霊場を巡拝読経してまわっていきます。


山の中という非日常、道はキツイですが、心鎮まる時間でした。

自然と向き合い、神仏を感じて祈るということは、日常生活ではなかなか出来ない貴重な時間でした。


(キツイと言っても里山なので、鎖場のようなハードな行場があるわけではなく、私のような登山経験のない一般人でもついていけるようにして下さっています。山を歩いている時間は2-3時間です)


無事に帰りつきましたことを山の神々と先達の皆様に感謝であります。


一般の体験は毎週第二日曜日ということです。

神峯山寺のホームページから申し込みができます。


夏は暑いので1リットルぐらいは水があった方がいいでしょう…500mlでは少なすぎました。

靴もスニーカーよりトレッキングシューズなんかの方が安全ですね。


役行者開山の山での修行、有り難かったです。

南無神変大菩薩