気づいたら前回、前々回、続けて「痛い」投稿をしてしまいました
気を取り直して…
今日は椅子の高さについて
先日、NHKのEテレで、お亡くなりになったポリーニさんをしのぶ放送をしていましたね。
1970年代(30代)の初来日の映像から、2019年(70代後半)のミュンヘンでの演奏まで、順を追って4種類の映像が流れて、歳を追うごとの変化が見て取れて面白かったです。
びっくりしたのは椅子の高さの変化。
お若い頃は極端に低い、からの、お年を召してからは極端に高く…、振れ幅がすごいです(この中間の時期があったのか?わかりませんが)。
あの精緻なテクニックは低い体勢で生み出されていたのですね。
その後高くしたのは、年齢によるパワー不足を補うためでしょうか。
ポリーニさんの話と並べるのもなんですが…。
私も生徒さんの椅子の高さにはかなり注意深くチェックしています。
もちろん、ポリーニさんとは違って基本に忠実に…。座って手を鍵盤に置いた時に上腕が水平になる、そんな高さです。
上体は、胸を張りすぎず、でも猫背にもならず、ストンとお尻に落ちている感じ。でも、どっかりと座るのではなく(お尻に全体重が乗っかっているのではなく)、いつでも立てるくらいの足のつき方。
そう、ですので、小さいお子さんの場合は必ず足台が必要です。
足ブラブラ〜は絶対だめですよー。
お家でも、ダンボールでもなんでもいいから、足台を置いてね、と言っています。
大人の生徒さんで初めての方や、あまり良くない癖がついている方は、鏡を横に置いてご自分でチェックしてもらいます。
鏡で見るとわかりやすいようで、だんだんご自分のちょうどいい高さがわかってくるようです。
そう、大人の生徒さんはそれで解決ですが…。
お子様たちはどんどん成長するので、
3、4年生くらいになると、いつも、
椅子の高さ、高すぎない?
足台、もういらないかな?
なんか急に背高くなった⁉︎
とか、最初にバーナムとかハノンとか弾いている横で、毎週のように、ごちゃごちゃ言ってしまいます
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