シューマン 子供の情景から「トロイメライ」



みんな大好きラブラブ一度は弾いてみたい曲ですよね。


1ページの短い曲ですが…これがなかなか難しい。


押さえながら動かす系の曲…私はいつもそんなふうに言ってます、悲愴の2楽章とか愛の夢とか別れの曲とか。


トロイメライは一見、そうは見えないかもしれないけど(伴奏音型ではないから)、やっぱり押さえながら動かす系の仲間です。


あの有名なメロディーの中でいろいろな音が動いたり保持されたりしている。左手も…。



そして、和声的にとても難しい。



この曲、演奏会でも弾いたことがあるし、学生の時、音楽理論の授業で先生が事細かくアナリーゼしてくださって書き込んだものもまだ残っている。



でも、そんな、重箱をつつくような細かい分析をレッスンでやると、お勉強チックになりすぎるよなあー無気力と心配になってしまいます。



そんな中、おそらく10年くらい前かな、何かの時に買っておいた春畑セロリさんの、

「ピアノの先生のためのスキルアップ コードの達人 超入門編」

という本を見ていたら、トロイメライが出ていることに気づきました。



本の冒頭、『はじめに』のところに、


和声を“理論”としてお勉強しないでね

あなたの好きな音楽の、ヒミツの園を案内しますね

読むだけでなく“弾いて”響きの違いを聴いてくださいね


と、ピアノの先生がよく知っているトロイメライを例にあげて説明してくれているのです音譜


これがおもしろくて!



さすが春畑セロリさん!



♪ドーファー  ミファラドファ…


からいつも始まる6回を、

それぞれの和声進行がどう進むか、ユーモアを交えて書いてある(文章もクスッと笑えるほっこり)。



とてもわかりやすいので、レッスンで参考にさせてもらってます。



それを見ていて思ったんですけど、この曲、

4小節ずつ段を分けて書いてある譜面があったら、すごくわかりやすいよねー。


生徒さんのために書き直してみようかな(いつかあせるそのうちあせる




というわけで、春畑セロリさんのこの本、「超入門編」というわりには、クラシックのピアノの先生には充分なコードの知識がつく、充実の教本です。もちろん、クラシックの知識と連動して書いてあります。



それなのに…えーん絶版になっているみたいなんです。


興味のある方はぜひ中古で探してみてくださいニコ





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