一言で薬を説明するのは難しいですが、それぞれの薬の出し方の説明をするならば
西洋薬 山の中の木を見て処方している感じ
漢方薬 山全体を見て処方している感じ
(中には異なるものもあります)
なので西洋薬は"胃"とか"目"とか一部分の症状だけを見て処方されるものが多いけど、漢方は"胃が痛い"と言っても舌の状態や体のむくみとか胃とは関係ないと思われるところの身体全体の状態を見ながら処方されるんです
なので、西洋薬だと同じ症状なら同じ薬が処方されることが多いけど、漢方薬は同じ症状でも異なる薬が処方されることがあります
例えば風邪を見てみても
西洋薬では咳ならば〇〇という薬、鼻水ならば△△という薬の選ばれ方をします
漢方薬は
・風邪のひき始めか慢性化しているか❓
・妊婦さんやお年をめされたかたのようにちょっと使いづらい生薬が含まれていないか
・汗ばんでいるかいないか
・寒気があるかないか
・関節痛があるかないか
などなど全体をみて処方されるんです
ただ残念なのは、いまだに"風邪"ならば"葛根湯"と、お年を召された方の慢性化した風邪にも長期間で"葛根湯"が処方されていること
漢方薬はたくさんあります
その時の症状、体調にあった漢方薬を飲むことができるといいなと思います