「立ち呑みパラダイス」
中盤の山場を迎えます。
僕は常々、芝居を船に例えます。
どんなに立派な船も例えばタイタニックも穴が空けば沈みます。
芝居も同じでどんなに小さな失敗、技量不足で芝居という船は沈みます。
ゆえに技量不足、経験不足の俳優を徹底的に鍛えます。追い込みます。
ただ難しいのは現代っ子は直ぐに凹む、自信を失くす。
覚悟が足りないかなと感じます。プロの世界に飛び込んできて甘く、戸惑うのはやめてほしい。ならば降りてほしいと思います。もちろんおろすこともできますが、もちろんそれは最終手段にしたいと思ってます。
でもお客様のためにやらなければならないときは躊躇しません。
例えその俳優が落ち込もうとも関係ありません。
努力、必死、一心不乱の稽古ができなければ仕方ありません。
明日のために僕も戦っているのだから。