脚本を書くって |  演劇人 山内 勉オフィシャルブログ

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脚本・演出も手がける俳優 山内ツトム、芸能プロダクション ブロードウェイ・バウンズ 社長 山内勉 のオフィシャルブログです。
よろしくお願いします

毎日、脚本家モードに切り替えて朗読劇「ドラキュラバー」かいてますが、自分自身、いつもとは全く違う人格にならないと脚本は書けません。

毎回苦しくアップアップになります。早く作家モードから逃げたしたい。偽らざる本音です。


作品を通して

それぞれの登場人物の細部にわたる心情に寄り添い、時に暗い井戸の底を覗き込むような重い記憶に同する。書きながらよく笑うがよく泣く。

切なくなる。

叫びたくなる。

僕の作品には意味もなく人を殺したり、傷つけたりするような人物は出てこない。

その行為に凝縮されたその人物の体験や環境、無意識の記憶がそうさせる。

そういうプロセス、心の隠し部屋がないと書けない。

暗く重たく切ない世界。

それがドラキュラの世界だ。

何故ドラキュラになったのか。その答えを知っている。だから辛いのだ。

ドラキュラ達の健気なピュアの生きざまを観にきてください。寄り添いにきてください。