潮待ちの港、鞆の浦 広島県の東部の瀬戸内海沿いにある港町鞆の浦は、 潮待ちの港として知られていました。 瀬戸内海のほぼ中央にある鞆の浦の沖で、満潮時は、 西の豊後水道から、東は紀伊水道から潮流が押し寄せ また、干潮時は、東西に分ける潮の流れになります。 昔は、その潮の流れで船を動かしていました。 そういう訳で、鞆の浦で、潮待ちをする必要がありました。 そんな鞆の浦には古い町並みから、港に出る 狭い路地がありました。 その路地には、保命酒の酒蔵が何軒も建っていました。