穴埋め | ぐらい堂支店の雑記帳

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ひょんなことからやって来た愛しき70’s、80’sの枯れオーディオ達との物語

 

さて殿の様子を。

接着剤を流し込んだ後はこの様に漬物石の代わりにタイアホイルセット、木の台で約100kg程の錘を載せ、横方向はジャッキで押しながら1昼夜放置しました。この作業の頃は季節はお盆ですから気温的には充分でしょう。

 

 

木が弱っているのであまり強く押し過ぎて陥没するのも困るので程々のところで妥協。この箱がダメなら4344、4341、いっそのこと4331の様に作り変える事も考えているのでこれで良いのです。

 

 

でもってこの撤去した空間には接着剤を十分に充填した後形状に合わせて削った木の棒を差し込みました。本当は材質が似た物が良いのでしょうが、、、

 

 

良い感じに収まりました。

 

 

寸法を測りこちらの木片も形状を整えます。

 

 

接着剤をたっぷりつけ差し込みまた一晩完全に硬化するのを待ちます。

 

 

精密のこぎりで切落としカンナで表面を削った状態が此れです。色々と難は有りますが以前の状態に比べると精神的には全然違います。正に自己満足の世界。OKです。

 

 

 

この底面に位置する部分もこの様に亀裂が入っていて木が弱っているのが判ります。幸いコーナ部分の表面部分の亀裂は無いのでこの部分だけ手直しをしようかと思います。

 

 

シリンジの針が入るほどは隙間が無いので、、、

 

 

細いキリで穴をあけ

 

 

 

シリンジで接着剤を奥まで圧入しました。

 

 

穴の入り口はつまようじで栓をしておきます。

 

 

頭部裂傷のその後の様子です。押し付ける力を若干控えめにしたのでコーナー部分に気持ち隙間が有りますが、叩くと完全に接合している音がするのでOKです。

 

 

気泡で少し接着剤が回っていない様な部分に何回かに分けて追加で接着剤を充填しました。

 

 

まぁこの程度はご愛嬌で(苦笑

 

 

久しぶりに起き上った殿。これから先ほどのコーナー部分のパテでの処理他の作業に進みます。