3月野木通信俳句会まとめ
3ヶ月続けた通信句会だったがコロナ禍の
緊急事態宣言が全面解除の報道もあったところから
4月は対面句会が再開されることとなった
今回も全員参加で17名68句の投句があった
高点句④以上
人の世の???????????? 石川⑥
七色の・・・・・・・・・・・・ 鶴枝⑤
柳の芽・・・・・・・・・・・・ 夏生⑤
空青し・・・・・・・・・・・・ 慶三④
春泥に・・・・・・・・・・・・ 鶴枝④
青空の・・・・・・・・・・・・ 幸治④
負けん気を・・・・・・・・・・・・ 幸治④
風を聴き・・・・・・・・・・・・幸治④
自慢げに・・・・・・・・・・・・ タツ④
*幸治さんが3句も高点句に入っているのが目立つ
私の得点は
「売切御免」・・・・・・・・・・・・たけし
花の酒・・・・・・・・・・・・たけし ①
ほうばるは日の香潮の香白魚丼 ①
春北風や・・・・・・・・・・・たけし ①
*7句選で獲得数は③という結果、憔悴しきりである
花の酒、ほうばる が夏生先生の予選に採られていたのが少しの救いになった
得票の推移は昨年11月から ④⑮⑯⑬③と安定していない
常に⑦得点はノルマにしたい
夏生先生からの選句と選評を紹介する
野木俳句会【令和3年3月通信句会】選句・作品鑑賞 石 倉 夏 生
【本選7句】
10・保育所の水がめ覗くかとの群れ
園児たちの場面が鮮明に浮上する。「蝌蚪」と漢字で書いた方がよく伝わる。
16・青空の零れたように犬ふぐり
天と地の大小の対比が効いている。「零れたように」→「少し零して」とか「滴るように」。
34・七色の未来へ向かふ石鹸玉
虹を連想させる、「七色の未来」がメルヘンチックで楽しい。
38・画面越しに赤子のあくびあたたかし
オンラインの家族の映像か。「あくびあたたかし」のフレーズが巧み。
49・大窓に海の青さや春近し
海浜のベイホテルの一枚ガラスの眺望か。ダイナミックな佳句。
58・つくばねをつかむその手でつくしつむ
「つ」の頭韻で五七五を整えた魅力的な句である。ひらがな標記も奏功。
67・屋根ごとのブルーシートや春疾風
被災の映像、或いは実際にみた光景。「春疾風」で不安が増幅されていて有効。
【予選13句】
6・春泥に深き足跡麒麟ゆく
虚実ない交ぜ。麒麟が大胆ではあるが幻想的で面白い。
12・瞳孔の奥に降りくる桜花
桜の散るシーンとして読む。「降りくる」→「降りたる」「降りいる」
14・貝寄せに踊るこころの白帆かな
「貝寄風(かいよせ)」のこと。「炎天の遠き帆やわがこころの帆」誓子の句があるので損。
18・鮮やかな二重の虹に立ち尽くす
着眼はよい。「鮮やかな」と説明せずに「正面の」とか「神の描く」等としては?。
19・黒土や命の芽ぶき蕗のとう
蕗の薹の存在感はOK。「命」は読者が感じること。出来れば言わない方がよい。
28・二月尽媼二人のベンチかな
よく解る。「かな」を活かすなら、語順は〈二月尽ベンチに媼二人かな〉では?
40・花の酒一期一会の一車輛
場面の理解が難しい。車内で花見酒?。上五「花疲れ」「花冷えや」等としては?
41・朝食に春菜サラダと卵焼き
緑と黄色の色彩感がよい。「朝食に」は「の」または「や」と切った方がよいかも?
42・ほうばるは日の香潮の香白魚丼
「日の香潮の香白魚丼」は見事。「ほうばる」は言い過ぎ。「二人して」とか「快晴の」では?
44・さくら草風にたわむれ散りてゆく
桜草が風にたわむれている、これだけで一句成就。「散りてゆく」の結果は言わず余韻を残す。
50・おむすびに花菜を添へて友と会ふ
単なる菜の花か,花菜漬のことか。「友と会ふときおむすびと花菜漬」ではどうか?
55・葱坊主右手のグーの握手会
コロナ禍の握手会の様子がよく解る。「葱坊主」は畑のイメージなので別の季語の方がよい。
65・折り紙の鶴は得意よ春炬燵
「得意よ」は言わない方がよい。〈折鶴の鶴の溢れる春炬燵〉は一例。
【鑑賞=参考になればと思いコメント。私案であり正解ではありません。夏生】
