学校の休校がつづいています。
生徒さんのいない校舎。
靴箱や廊下の補修をしました。
情報は色々あるけれど
できることするしかない時間。

・標準予防
・在宅勤務
・出勤したら可能な仕事
・情報を正しく得ること
・正しく恐れること


じぶん自身が、長期的な視点が欠けていることがよくわかりました。
準備不足。
備え不足。

できることを考えても
目の前のことが多いです。

教育現場にいて。
何が長期的な視点になるだろ。
学校を、子どもを、勉強を楽しんでいた
岸本裕史先生ならどんなふうに
子どもをみただろう
久しぶりに本を開きました。

100マス計算の生みの親。
岸本先生です。

当時、家庭教師のアルバイトしてた私は、
[学力の基礎をきたえ落ちこぼれをなくす研究会]
通称、落ち研。
なんて名前の発行する教材を買ったことから
何度か、勉強会に参加しました。

岸本先生のご自宅。
場違いなことは、いくら私でも
わかりましたが
一緒に勉強してる中1の女の子に対して必死だったので
参加しました。
せっかくだったのに。

場違いで居心地悪かったのと
岸本先生がミニスカートの私
(若かった)に足元隠せるよう
膝掛けを放うってよこして下さったこと(狭いお家。正座してた)
先生のぶきっちょさんな愛。
束子をたわしって、読めて
落ち研の先生方が、
『答えみたんか?』と、言ったこと😊

こんなことくらいしか
覚えていません。

先生の本
『学力づくりの教育方法』
は、小学校に転勤した友達に差し上げたと思ってたけど。
本棚に残ってました。
何度も断捨離しても、処分しなかったんだなあ。。。

子育ての反省は子どもに失礼だから、しないように
決めたから。
これからの教育へのバイブルとしよう!
すてきな子ども達に成長しました☺️

1984年初版とあるので約36年前です。私が購入したのは
1994年。

冒頭には
[今の教育をめぐる常識みたいなことについての、ひっくり返しをやってみたいと思います。]

巻末には
[知的能力の発達は、その本人にとってとても楽しくはずみであることです。大いに勉強してくださいね。]
と、結ばれています。

内容は自己教育力をつけるのが
[教育]だと、
教育学部の大学生への楽しい講義内容です。

どのエピソードにも
学力を獲得する力が
自己肯定、自己受容に有効である
と、説かれています。
点数とかではなく
獲得する力、獲得するための道。
です。

今は。
岸本先生が想像されなかったかなあと思う、デジタルな教育界。
変化の道です。
学校を通して
子どもを見る
愛する
姿勢は今も、先生頃も、
変わらないものだなあ。

今、私は先生じゃないけど
お母さんと子どもを励ます仕事してます😊

変化する力。


タイトルの
[生物は変化しうるがゆえの安定なのである]
これは
80年ほど前の学者さんの言葉です。

シャルル・ローベル・リシェ
フランス生物学者
(1850-1935)


お母さん達
大丈夫だよ❗



発達障害・不登校相談
西内ゆか子より