■2019年5月8日■
沢山のコメント、いいね、アクセスをしていただき、夫の心配や応援に私の事まで心配してくださり、ありがとうございます。

皆さんの言葉がとても暖かくて、読みながら泣いてしまったりもします。

夫がTwitterでお世話になっている皆さんもいつもありがとうございます。
夫はいつも皆さんからのコメントを楽しみにして皆さんに救われ、励まされていました。

「Twitterの皆もかっちゃんを応援しているよ!」

と夫に伝えました。



現在、大学病院は面会時間外は完全看護のため付き添いが出来ず、近くの宿にずっと泊まって毎日朝から夫に会いに行っています。


宿にいる間はいつ大学病院から電話があるか、急変するか気が気じゃありません。
それでも、きっとまだ大丈夫と信じて過ごしています。


夫の脳は出血以外に水も貯まっています。
その水によっても脳が圧迫されています。


昨日から水以外は飲食出来なくなりました。
薬も飲めなくなってしまったので点滴でコントロールして、酸素も入れています。


胸水も溜まってきて、たまに胸の苦しみを訴えています。


まだ意識はありますが、ほとんどが幻覚を見ていたり、妄想の話をしています。



「ここはどこ?」

「窓にいつも来るあいつが今日はいない」

「ライターない?ラジオのたんけし」

「10時なのを7時にして1位になったんだ」


その姿はポワンポワンしていて子供みたいに可愛らしくて。
なんとか話を合わせて会話をしています。


不思議と先生がくると、しっかりと返事をしています。


一昨日はスマホをいじってアドレス帳を何度も何度もスクロールして誰かを探していました。
昨日はもうスマホも触らなくなりました。


リハビリパンツ、尿とりパットをつけてますが
「トイレにいきたい」と自覚がある時は
尿瓶にさせてあげてます。


昨日はスポンジタイプの歯ブラシで歯を磨いて顔も拭いてあげました。


夫は妄想や幻覚の中にいますが、たまに本音を言います。
その本音はほとんどが悲しい内容で……

「今日、帰れる?」

「早く家に帰りたい」

「もう、終わりだね」

「早く死ななきゃ」

「早く死にたい」

と、泣きながら呟いて……

自分の状態を自覚していて、苦しみから解放されたいみたいです。


私も涙が止まらなくなる。
胸が張り裂けそうで苦しくて。
もう、頑張ってなんて言えなかった。


「明日はお母さんもお兄さんも来るし、11日にも来てくれるって」

「(木)にK病院に行くよ。家の近くに戻れるよ」
「K病院に行ったらまた、付き添いベッドを借りるから。ずーっと一緒にいるからね」

「私はお酒も飲むし免疫も弱そうだから。早く病気になって、そんなに遅くないうちに逝くから……」


「ずっと、ずっと愛してるよ」


涙が溢れ落ちて頬をつたうけど、手を握ったり顔を触ったりして笑顔で私は答えた。


夫が眠ると病室を出て、車や休憩室やトイレで泣いてしまう。

死にたいと言われたあとはもう、我慢できずに廊下を歩きながら泣いてしまった。


泣いてる私を見て看護師長さんが心配して肩をさすってくれて……

「泣きたい時は我慢しないで。泣いていいんですよ。良かったら思いっきり泣ける部屋もありますよ」

と言われて、号泣してしまったり。


今日は担当医のO先生ともお話をして……
O先生から転院の説明を受けました。

明日、5月9日(木)1時にドクターカーで地元のK病院に移動が決まりました。
個室を手配していただきました。
担当医のN先生が同行してくれるそうです。


夫の腋の下の腫瘍がそろそろ突き破りそうなのでK病院ではK先生が担当するそうです。


K先生には私も以前、お世話になった事があって。
優しい先生なので安心しました。


脳転移してしまったけれどかえって苦しまずにすむかもと……
脳の水や血が圧迫してだんだんと意識を失って
呼吸も止まると……

痛みを1番優先してコントロールしてくれるそうです。

「ご主人はいつも、奥様の事を心配してましたよ」

と言われて……

胸が苦しくなったけれど夫の優しさを感じました。

O先生は実は女医さんなんですが二人で目をうるうるさせて話をしました。


夫は少しずつ最期の時に向かっています。
最期の時は絶対に側で見守りたい。
側にいて安心させたい。

出来ることなら、せめて苦しまずに穏やかに……と願います。































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