身内の私はこんなふうにお気楽にしていますが、N庵さんはやはり心配してくださっていて、グループホームの順番待ちの登録を勧めてくださいました。

実は、私も母にはグループホームが合うのではないだろうか…
とおぼろげながら思っていました。

母はまだいろいろなことができるけれど、
N庵さんやそのほかの老人ホームに入ったら三度のごはんは出てきちゃいます。(この言い方…😅)

すると、きっと、今はどうにかできている料理も、もうできなくなってしまうと思います。

ごはんがちゃんと出てくるって、とってもありがたいことなんだけど、母が自分で料理し続けることを捨てるってことだなあ…と思っていました。

介護友達からも
グループホームだけではなくて、
いろいろな施設の入所は
とにかく順番待ちの登録だけはしておいた方がいいよ、と助言を受けていたので、
すぐにN庵の系列のグループホームに登録しました。

本当に入るかどうかは、
順番がまわってくるまでにゆっくり考えておけばよくて、
なにはともあれ順番がまわってこなければ入所もできない、登録しておかなければ順番すらまわってこない…ということです。

登録するにあたって、
すぐ近くのグループホームで相談をしたら、まあ、そこも空き待ちなんですが、
職員さんがおっしゃるには、そこは今、かなり重い認知症の方が多いのだそうです。

なので、会話もままならないとか。

それで、活動もあまり活発なことはできず、入所者さんたち自身で料理することも、現状ではやっていないそうです。

ところが、少し離れたところにある同じ系列のグループホームの入所者さんたちはまだ軽い方が多く、畑仕事や行事も活発で、みんなでお料理もするのだそうです。

話を聞いていると、そちらの方が合っているように思うので、見学に行かれたらどうですか?と言っていただけたので、母と一緒に行ってきました。

しかも、そこは、母が育った町にあるのです。おじさん夫婦もすぐに近くに住んでいます。

私は、母をここにお願いできたら安心だなあ…と、とても気に入りました😌🍀

母は…とても不安になったようでした。

そりゃそうですよね。
私が東京に帰ったらN庵さんと自宅の往復の生活を送るとしか思っていなかったのですから。

順番待ち、というのも理解できているのかできていないのか、グループホームにはいるなら自宅が空いてもったいないから売ろうか?とか、やっぱりお母さんはお兄ちゃんと住むたい、とか、母なりにいろいろなことをぐちゃぐちゃと考えているらしく、「そんなの無理に決まっているじゃない!」というような提案をしてきました。

結局、自分の家が一番いいんだろうなあ…とは思いました。

でも、じゃあどうすればいいのかを、実現可能な方法を一緒に考えていく脳では、もはやないんですよね。

もう結構慣れてしまって
それはそれでいいとして
なんとなく、できることをできるだけやってもらう生活はしていますが、
ふと、

「ああ、脳が萎縮してるなあ〜…」

と感じる時があります。


やっぱり

「3歳児」

くらいに思っていないといけないなあ…と思います。