母をデイサービスに送って行き、
父の病院へ行くと、

なんと目

珍しく、父が起きていました。
というか、目が開いていたガーン

「具合はどう?痛くない?」
と聞くと、首をわずかに横に揺らし、「痛くない」との意思表示クローバー
よかったほっこり

「昨日ね、お母さんと、Aさんのお店でごはんを食べたんだよ」
と話すと、明らかに「ほお、Aさんの店!?」と驚いたような表情。

「Aさん、知ってる?」
と聞くと、わずかにうなづく。

「Aさんは随分前に亡くなったけど、Aさんのご主人は最近91歳で亡くなったんだって。Aさんの妹のKさんはまだ元気で車の運転もするんだって。お店はAさんの息子さんご夫婦がされていたよ。」
と話すと、興味深く聞いている様子。

今日は頭もはっきりしていて、ちゃんと理解しているようです。薬が効いたのかな。



そこへ看護師さんが来て、先生が話したいそうなので、外来の方へ来てください、とのことでした。


外来で先生から話されたのは、
癌の腫瘍マーカーがあがっている
脳のCTをとったら、脳への転移が進んでいた
ステロイドで転移まわりのむくみを取るが、一時的なものである
ろれつがまわらない、飲み込みが悪いなどの症状が予想される
もう口から物を食べるのは難しい
これからは良くなったり悪くなったりしながら、だんだん全身状態が悪くなるだろう
年を越すのは難しいかもしれない

とのことでした。


脳への転移は、私は初耳でした。
でも、やはり、そんなことだったのか…と思いました。
父の数々のおかしな言動は、やはり、癌の仕業だったのだ…
脳が犯されていたのだ…
やっぱりね。
変だと思ったよ。

とても納得がいきました。


やっぱり、脳ってすごいですね。
脳に何かあると
人格が変わったり、つじつまが合わないこと言ったりするんですね。
認知症に似ている気がする…。

いろいろ、仕方ないんだなあ…真顔


で、ホスピスへの転院も視野に入れていましたが、もうその必要はないそうです。
転院せずにこのままこの病院で…。


いいと思います。

父も長らくお世話になったこの病院。

いまさら新しいところに移っても、
場所も人も新しいのは
何かと疲れますもんね。


私は

やっぱりね、やっぱりね、
…って思って、
なんとなくスッキリした気持ちです。


先生の話が終わったあと、
それならそれで
やっぱり
今やれることを淡々とやろう
…と
気持ちを新たにしたのでした。