母の同級生。 | ひとり娘の両親介護日記

ひとり娘の両親介護日記

アラフィフひとり娘。3年間の両親自宅介護生活とその後を綴ります。

母の小中学校時代の同級生2人がお参りに来てくれた。通っていたのは県外の学校

だったけれど、それぞれが結婚後に同じ市内に住んでおり、4年に一度開催される

同窓会で再会し、それから数十年仲良くお付き合いをしていたらしい。

 

名前は聞いていたけれど、私が母の同級生と実際に会うのは初めてのこと。

最近まで母と電話で連絡を取っていたようだったが、施設に入った事は話して

いなかったらしい。「デイサービスが楽しいって言ってたから、元気で家にいて

いつでも会いにいけると思ってたのよ」と。母も自分が施設に入ったという認識は

なく、ショートステイですぐに帰れるくらいに思ってたのだろう。

 

初めて会う方々だし、人見知りな性格なので、きちんとおもてなしできるか

心配だった私。会話に困らないように、母が持っていた小中学校時代の写真や

以前の同窓会の写真や名簿を用意しておいた。それを見せると2人ともとても

喜んで写真を眺めては「わぁ~懐かしい!」「ほら、これが○○先生、この子が

〇〇ちゃんで、あの後ね…」なんて話し始めて、ちょっとした同窓会が始まった。

 

私はしばらくの間、全く知らない母の同級生達の当時の様子や、その後の話を

たくさん聞かされた。もうすぐ80歳になる母の友人達はとても元気で、

嬉しそうに思い出話で盛り上がってる姿を見て、なんだか私まで嬉しくなった。

きっと母もそこに居て、彼女達の話を喜んで聞いていただろう。