母、愚痴を吐く。 | ひとり娘の両親介護日記

ひとり娘の両親介護日記

アラフィフひとり娘。3年間の両親自宅介護生活とその後を綴ります。

母からの突然の着信は恐怖でしかない。早朝だったり、平日の昼間だったり。

仕事中だと出られない事があるので、折り返し私が電話をする。そうなると

だいたい「もういいわ」と言って切られる。着信があってすぐに出られた時

は、かなり感情的になっていることが多く「ここはいつ出られるの!!」や

「ここに居るなら死んだ方がマシ!」なんて事も。「そうなると私、仕事

行けなくなるんよねぇ…」と困った感じで話すと「もういいわ!!!」と

怒って一方的に切れてしまう。その後は私はひとりモヤモヤ…。

施設の部屋が2人部屋というのも気に入らないらしい。家具で仕切られて

いるので、お互いの姿は全く見えない状態だけれども、母も同室の人も

テレビを爆音で聞いているので、お互いのことが気になってイライラして

いるよう。会話をしたことも、名前さえもしらないらしい。特養では

デイサービスもないから、同室の人や他の入所者の人との交流はほぼない

状態。母はイライラしているから、おそらく声をかけられても拒否している

よう。嫌だと思ったら、完全に受け入れようとしない性格なので。

 

施設の人から話があり、入所してからは自力で歩こうという気持ちが

なくなったよう。手を持ってもらい、数メートル歩いたりしていたのに、

今は身体が痛いからと、完全に車椅子とベッドの上だけの生活とのこと。

リウマチで手指や足指、首の骨が完全に変形しているので、おそらくかなり

痛かったのだと思う。自宅は全くバリアフリーの造りではなかったので、

母も仕方なく手を引かれて歩いてたと思う。だからこそ元気に毎日デイに

通い、お友達とおしゃべり(愚痴?)して過ごしていたはず。それらは

母のためにもなっていたけれど、無理させていたのだな、とも思うと

申し訳ない気持ちにもなる。

ただ、動くことをやめてしまい、運動機能が劇的に落ちてしまっている。

ポータブルに座ってのトイレや、紙パンツも履くのをやめたらしい。

ベッドの上での紙おむつの交換になったと聞いた。

いろんな気持ちが込み上げる。こんな状態にさせてしまったとも思うし、

仕方なかったのだとも自分に言い聞かせてたりもする。

 

やはり施設に入ると身体は一気に衰えてしまうのだなと。本人の気持ちも

あると思うけれど、母はその気持ちも失ってしまっている。