生前 ばぁと話していた


お墓


いらないよ

誰にも迷惑かけたくないし

(お墓をみていかなくてはいけないこと)

だから 

永代供養とか散骨とか樹木葬とか


すべての前提には

お金をかけないと言う事だった。


樹木葬を探した

なるべく 近く

みんなが 難なく行けるところ

ふと会いに行ける場所であってほしいと思った



樹木葬もいろいろあった

管理費がかかるところや

納骨にも費用がかかるところ

確かに 景色がいいのは 遠方だし


そしたら 私の家に近く

駅にも近い

実家からも そんなに遠くない

そして

管理費もいらない

プレートも 俗名 そうそのままの名前

年に一度 その樹木葬が供養をしてくれる

だから 個人的に お経とかは❌

無宗教の私達には とってもいい条件


合祀といって

お骨を粉砕し 布の袋にいれて埋葬

ゆくゆくは土にかえる そうだ


昨日  その管理業者の方に

迎えに来ていただき

ばぁは

ばぁのお骨は

後部座席に座布団を敷いて

シートベルトをしていただき

出かけて行った。

納骨されてから また会おうね

心の中で そう言ってた私


埋葬許可証を確認したとき

お骨の蓋を開けた


そこには ばぁの骨

まだ 亡くったとは思えない私だけど

そこに 確かに ばぁは

ばぁの骨があった。

火葬場のことが よみがえる

その前の何日かも よみがえる


やっぱり そうなんだな

だから

会えないし

電話も鳴らない


往生際が悪いと言われるかもしれないけど

まだ 無理


ばぁ どうしてるかな

ポッカリ空いた穴は

ふさがりそうにない