試された友情 | 『いち、にの、さんっ!』

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声の仕事をしています。日常や思考とたまにお仕事のことも綴ってます。

先日、アイムの先輩方が集まって下さってあっさむこと高野麻美の誕生日会を開きました(^O^)



















その日、私は夕方までお仕事で

終わり次第ちひろサンと合流してあっさむのケーキを選ぶ予定だったんです。







しかし、

お仕事も無事終わり新宿に向かう為電車に乗ろうとしたその瞬間ー、













柔らかいナニカに包まれたようなそんな感触だけを残し、



私は意識を手放しました。





















次に気付いた時、私はあっさむと歌星マキと名乗る女性に囲まれて

新宿のとある場所にいたのです。







状況が飲み込めていない私にマキサンが大まかながら事の成り行きを教えてくれました。

彼女が言うには何者かによって操られ自我を失っていたという私はどうやらこの日あっさむの誕生日会を開くために必要なスイッチの一つを盗んでしまったのだという。



高野麻美の友情パワーで洗脳から目を醒ました私の手には

確かに、見覚えのないスイッチが握られていました。









更に私はスイッチを盗んだだけでは事足らず

一時的ではあるもののあっさむと過ごした楽しい思い出を忘れ、彼女にひどい言葉の数々を浴びせてしまったらしい・・・





私、最低ですよね、

こんなにも沢山の思い出を共有して

いつも一緒に遊んでくれたあっさむを一時でも忘れてしまうなんて・・・









けれど、こんなヒドイことをした私にあっさむは決して責めるようなことは言わなかったのです。





ただ優しく微笑んで『友情のシルシ』の握手を熱く交わしてくれました。



私この時改めてあっさむの友達になれて良かったって心から思ったんだ・・・。









しかし、友情に浸っている時間はない。

私が持っていたスイッチを合わせて今あっさむの手元にあるスイッチは三つ。



肝心の最後の一つが一体どこにあるのか全く検討も付かないのです。







このままではコズミックエナジーが足りず誕生日会が開けない・・・!









いやいやまて、落ち着くんだ。

まずは今までの経緯を一度整理しなくては。





とりあえずあっさむから私の他に洗脳されスイッチを持っていた人達のことを聞く。






ん・・・?

まてよ、私を含めたこの三人、もしかしてあっさむとすごく仲が良いメンバーなのでは・・・?



もし、もしも意図的にあっさむと仲のいい人達が洗脳を受けてるのだとしたら・・・ホシは限られて来るじゃないか!









そして、実は先程から感じていたひとつの疑問も浮かび上がる。



以前から知っている人だった気がするのにいつもと違うようなこの違和感・・・!



そう、その違和感の点が全て重なった!

















そうー・・・、歌星マキ・・・!















"歌星マキ"なんて人物は本来存在しない!

そして私たちは彼女の本当の姿を知っているはずなんだ!!













思い出せ!



彼女は・・・



歌星マキの正体は・・・












マキ・・・牧、ちひろサンだったのだ!!!(ピシャーン)















さ、最後の一人がまさか一番近くでナビゲートしていた彼女だったなんて・・・!







ちひろサンも例によって何者かによって洗脳を受けているようだった。

正体がバレるや否や、高野麻美に降り懸かる暴言、そして暴言!









知らない、そんなちひろサン知らないよ・・・!

いつもの優しい先輩に戻って!!!







信じられない光景を目の前に戸惑うことしか出来なかった私。



しかし、あっさむは決して心を乱さず、ただただちひろサンを真っすぐ、強く見据えていたのです。









この目・・・

あっさむは諦めてない・・・

あっさむの目にはちひろサンとの友情を信じる強い意志が宿っていました。







そう、だよね・・・きっと大丈夫!

あっさむとちひろサンの今まで積み重ねて来た熱い友情と思い出があれば!







そしてちひろサンの洗脳をもあっさむは自身の友情パワーで見事打ち砕き

無事にスイッチを揃える事が出来ました!!!



これで誕生日会が開けるよ!やったねあっさむ!















でも結局一体誰が私たちを操っていたんだろう・・・?



操られていた時の記憶はあやふやでもちろん犯人の顔なんて覚えていない。



ただひとつ、微かに記憶に残っているのは

モフモフと柔らかいナニカに触れていた感触、それだけだ・・・





も、モフモフって一体・・・?(ごくり・・・)







そんなことを考えているとちひろサンの元に一通のメールが届きました。

どうやら動画が添付されているようだ。





恐る恐る再生をしてみるとそこには今回の真の黒幕・・・













『いち、にの、さんっ!』












エロ原サンの姿が・・・!



ひあーモフモフってこれかー!!!





でもいつも穏やかな彼が一体何故・・・?











どうやら今回の一件は全てあっさむと私たちとの友情を試すためのものだったのだとか。





つまり、今回のことを通して改めて気付けた、改めて深まったこの友情こそが

彼、エロ原サンからの誕生日プレゼントだったというわけだったのです。











今回私がしたことは決して許される事じゃない・・・



けれど、この一件を通してまた一層あっさむとの友情が強くなった気がするのも確かで。











まんまとハメられて悔しいけど、粋なことしてくれるじゃないですか、まったく・・・。(良い顔)









こうして、黒幕が明かされ

無事に洗脳が解けた私とちひろサン、

そして友情パワーで見事四人の洗脳を解いていった麻美サンは

揃って好みのバースデーケーキを選び

皆の待つ居酒屋へと仲良く向かうのだったーーーー。























fin

(一部脚色あり)











とまぁ、あっさむ誕生日企画として彼女の好きな仮面ライダーフォーゼをちょこっとパロってこんな悪ふざけをいたる道端でやってました(笑)




飯田パートはなかなかにグダグタでしたが、やっぱりすごい楽しかったです!笑





あっさむ、改めてお誕生日おめでとう!!(^O^)/











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byeパー"