地図が読めない女

『母ちゃん！地図の読めない女って

どっかで聞いたようなタイトルやな』

そやな。

本のタイトルで、

話を聞かない男、地図が読めない女って

あったけど、あれ、ホンマやな。

送迎の運転手の仕事を始めた

母ちゃん。

最初は、ベテランさんが着いて来てくれたんやけど

慣れて来たから、1人で仕事してるねん。

世の中には、『カーナビ』って言う

便利なもんがあるやん。

作ってくれた人、ホンマありがとうやわ。

カーナビあったら何処でも行けるし

『この仕事、楽勝や〜ん』

って、舐めてたわ…

カーナビは…

何処にでも連れて行って

くれる訳ではない

目的地の裏手の路地に案内されて

『目的地に到着しました。

お疲れ様です。案内を終わります』

えー

ここで案内終わるの？

『お疲れ様です』って、まだ、疲れてないし。

目的地の表の道に案内してくれたら、

案内先のお家に行けるけど、

裏手に案内されても、

大抵が行き止まりになっていて、

行きたいお家に行かれへん

そんな時は、地図で調べるんやけど、

ここで、母ちゃんの最大の欠点を思い出した。

『地図が読めない』

皆んなとお出かけした時にも

待ち合わせ場所に、なかなか辿り着けず

いつも、迷子になる💧

仕事中も、やっぱり迷子になる💧

先日、私の送迎が早く終わったら

もう、1軒行ってもらおうと考えていた社長から、

迷子中の私に電話がありました。

社長『今、どの辺りにいるの？』

私『分かりませんカーナビの到着点ですけど、

ここは、一体何処でしょう⁇』

社長『僕も、そんなん分からへんわ』

ですよね…

『地図を見ながら行きます』と答えて

会社から貰った地図をみると

地図なのに、道路が、記されておらず

手書きで、曲がる場所に

矢印　　だけが記されていた

これは、クイズか？？

何処の筋で曲がるねーん

結局、近所の人に聞きまくって

大捜索になってしまう今日この頃。

そんな母ちゃんも、一つ賢くなった。

出発前にベテランさんに地図を見てもらって

行き方を説明してもらったら、完璧に行けた

口頭説明してもらうと、すぐに分かるのに

何故、地図だと分からないのかな

早く、道を覚えたいなぁ。