「一人称単数」村上春樹著の短編集をこの一ヶ月、読んでいます
購入してから2年、、、東方神起に心の大半を持ってかれてる私ですので、なかなか読み進みませんでしたが…
やっぱり、、、好きです、村上春樹さん
「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」
に、『耳の奥にある特別な鈴が鳴る』という一節があります
所謂、出会い
についてですね
《理屈や倫理に沿って自由に調整できない、それは意識の魂のずっと深い場所で、勝手に起こったり起こらなかったりすることであり、個人の力では変更のしようのない種類のものごと》
5年前に東方神起、そしてチャンミンに鳴ってしまった『鈴』、そうか。。。私個人の力ではどうしようもなかったらしいです
8篇の短編集ですが、まだ2作品は未読です
読み終えたどのお話も、まるで村上春樹さんのリアルな日常のエッセイのように始まります
ですが、とんでもない!展開を経て、、、閉じてゆきます
《品川猿の告白》山間の鄙びた温泉宿、何気に、当たり前のように風呂掃除に入ってきて、話して、背中を流してくれる猿!、しかも以前、品川のお屋敷にいたので「品川猿」というお名前、人間の女性に恋をして、その名前の記憶を盗む…
気まぐれに入った都会のビルの地下Barのカウンター、近くに座った女性に突然絡まれる、「私」は得意とする「寡黙な撤退」でその場を後にする
たが、地下のBarから上がった地上は、恐ろしい別の世界だった…
私的教訓として、「寡黙な撤退」は失敗?「私」は絡む女と、問題と向き合うべきだった?
「ウィズ・ザ・ビートルズWith the Beartles」の中に芥川龍之介の『歯車』という芥川の遺作の引用が出てきます
私がローティーンのころ、その年頃の文学かぶれ少年少女にありがちな「孤独と死」に関心を持ち始めた頃に太宰治の『人間失格』と共に心に刻み込まれた本でした
「誰か僕の眠っているうちにそっと絞め殺してくれるものはないか?」という言葉で終わる本です
読書の秋。。。
東方神起情報も希薄な中、本を読んで、無理やり紐付けして考えたりしています
結婚式出席、祝歌の情報が上がりました
このチャンミンの私の萌ポイントは腰、いえ膝から下、そして足首です


