こんばんは。yumikoです。
1年前の記事を振り返ってみたら、母は今日退院していたんですね。
でも数ヶ月後に再入院し、自宅に戻れないまま母は亡くなりました。
お通夜や告別式の打ち合わせの時に、葬儀社の方から「お母様のエピソードを色々聞かせてください」と言われました。
葬儀委員長あいさつの時に必要なものだったのですが、この時私はすごい複雑な気持ちになりました。なぜなら、記憶の中の母はいつも私を怒っていたからです。
片付けができないこと、部屋が散らかりっぱなしなこと、言いたいことをはっきり言えないことなどで本当によく怒られました。怒鳴られたことだって何度もあります。
「(何か失敗するたびに)何やってるの」
「あんたがちゃんとしないとお母さんが笑われるんだよ」
「こんな汚い部屋じゃ結婚しても絶対うまくいかないよ」
「◯◯さん(夫のこと)は優しいから、我慢してるに決まってる」
「(子供ができないことを批判され傷ついてた私に)傷つくあんたの方が悪い」
スルースキルが皆無に等しい私は全部ストレートに受け止めて、深く心が傷つきました。そしてその結果、自己肯定感がとんでもなく低い人間になりました。そして何より、私は母に嫌われてるとずっと思ってました。
私が病気になり、発達障害があると分かってからは、そのような言葉もなくなり、傷つけてごめんねと謝ってくれました。それだけですはなく、発達障害に関する新聞記事を見つけては切り取って保管してくれてたのです。
そこでようやく母は私のことをちゃんと思ってくれてたのだとわかりました。
でも言われた言葉は深い傷として残っています。それはきっと、それだけ母のことが好きだったからだと思います。好きだから優しい言葉が欲しかったのでしょう。
母への思いは複雑です。でもいつかあたたかい思い出になればいいなあと思う今日この頃でした。