7日午前10時35分ごろ、埼玉県戸田市のJR北戸田駅で、さいたま市桜区に住む男子高校生(17)が埼京線新木場発川越行き下り快速列車(10両編成)にはねられ、全身を強く打ち死亡した。
蕨署によると、男子高校生がホームから線路内に入ってくるのを運転士が目撃したという。乗員、乗客にけがはなかった。同署で自殺、事故の両面で詳しい経緯を調べている。
JR東日本によると、事故で埼京線は上下計10本が運休し、16本に最大1時間32分の遅れが生じ、1万2千人に影響が出た。また、並行して走る東北新幹線の東京―仙台間、上越新幹線の東京―新潟間、北陸新幹線の東京―長野間が線路の安全確認のため一時、運転を見合わせた。北陸の1本が区間運休となり、東北・上越・北陸の計34本に最大1時間20分の遅れが生じ、計約1万3700人に影響した。