県教育委員会は、富士見市内の商業施設で女子中学生のスカートの中を盗撮したとして、県立特別支援学校の女性教諭を25日付けで懲戒免職処分としました。

 「交際相手に頼まれた」と話しているということです。

 懲戒免職となったのは、県立和光南特別支援学校に臨時任用で勤務する大藪美紀教諭(23)です。

 県教育局によりますと、大藪教諭は6月22日、富士見市内の商業施設で面識のない女子中学生のスカートの中を、スマートフォンに偽装した小型カメラを使い、動画を盗撮した疑いで現行犯逮捕されました。

 7月12日に罰金50万円の略式命令を受け、即日納付しました。

 県教育局の聞き取りに対して、大藪教諭は交際相手の男性に「女性の方が怪しまれない」と頼まれ、嫌われたくないという理由から盗撮を始めたと認めているということです。

 大藪教諭は「スリルが楽しく抵抗感がなくなった」と話し、複数回、盗撮を繰り返していたと話しています。

 日吉亨教育長は「信頼を回復するべくあらゆる手段を尽くして、教職員の不祥事根絶に全力で取り組む」とコメントしています。