上山市の温泉街で、バスガイドの女性がバスと電柱の間に挟まれて死亡した事故で、逮捕された69歳のバスの運転手は「後ろをよく見ていなかった」などと供述していることが新たにわかりました。

この事故は、今月17日に上山市新湯で、バックするバスを誘導していた佐々木仁美さん(39)がバスと電柱の間に挟まれ死亡したもので、佐々木さんの同僚でバスを運転していた69歳の男が逮捕されています。

当時、バスは電柱にも衝突し、左後ろの部分がへこみ、後ろのガラスも割れたということです。

関係者へのその後の取材で、男は「後ろをよく見ていなかった」などと供述していることが新たにわかりました。

また警察は20日までに、男の立ち会いのもと、事故にあったバスを使って実況見分をしたということです。

バスには、バックカメラやバックモニターなどがあり、事故当時、正常に作動していたことがわかっていて、今回の実況見分では運転手とともに当時の状況を確認したものとみられます。

警察は男を18日付で釈放し在宅で捜査を続けていて、男がなぜ電柱を避けられなかったのかや、死亡した佐々木さんがなぜ挟まれたのかなど、詳しく調べています。