28日午後1時半ごろ、兵庫県尼崎市宮内町の病院跡地で解体工事中だった作業員の男性(31)から「人骨のようなものが見つかった」と県警尼崎南署に通報があった。ショベルカーで地中を掘り起こしていた際に発見したという。

 同署によると、人の頭蓋骨とみられ、既に白骨化していた。下顎が欠損しており、死後かなり経過しているとみられる。年齢、性別は不明という。周囲から他の部位や所持品などは見つかっていない。

 現場は1984年に開院し、昨年4月に閉院した「大原病院」の敷地で、建物の老朽化のため4カ月前から解体を進めていた。この日は建物のがれきの搬出作業中だったという。同署が身元を調べている。

 現場は阪神電鉄出屋敷駅の約300メートル北東にある住宅街。