覆面パトカーと衝突、バイクの男性が死亡「警察官が心臓マッサージを行っていた」交通違反車両を見つけたパトカーが交差点へ進入して事故



交差点で覆面パトカーとバイクが事故、運転していたとみられる男性が意識不明で搬送され、その後死亡しました。交通違反の車両を追跡しようと、パトカーが交差点に入った直後の事故とみられています。

午前11時10分ごろ、大阪市中央区の谷町筋、谷町五丁目の交差点で、警察から搬送を要請する119番通報がありました。

警察によりますと、谷町筋を南から北へ走行中のバイクと、西から東へ交差点に進入した大阪府警交通機動隊の覆面パトカーが衝突するが起き、バイクはフロント部分が損壊、パトカーは運転席側の側面が損壊しています。

目撃者「サイレンの数秒後、衝撃音のような鈍い音」



事故を目撃した人によりますと、「パトカーのサイレンが聞こえて、その数秒後に衝撃音のような鈍い音がした」ため、外を見ると、「警察官が転倒したバイクの運転手に声掛けしているような様子があり、その後、警察官が心臓マッサージを行っていた」ということです。

警察によりますと、バイクを運転していた20歳とみられる男性が、意識不明の状態で救急搬送され、その後死亡が確認されました。

当時、覆面パトカーが、赤信号を無視して谷町筋を、北から南に通過する交通違反の車両を見つけたことから、それを追跡するために交差点に進入したところで、谷町筋を南から北へ直進するバイクとの衝突事故が起きたということです。

大阪府警本部の交通機動隊は、「亡くなられた方に謹んでお悔やみ申し上げます。詳細については捜査中ですが、再発の防止に努めてまいります」とコメントしています。