SNSで知り合った女子高校生を横浜市内の自宅におよそ3か月間住まわせたとして、22歳と34歳の容疑者2人が未成年者誘拐の疑いで逮捕されました。
2人のうち1人は容疑を否認しています。

逮捕されたのは、いずれも横浜市中区の音響会社のアルバイト従業員、池永龍聖容疑者(22)と、同じ会社の社員、下地喜望容疑者(34)の2人です。
警察によりますと2人はことし2月中旬ごろ、SNSで知り合った群馬県高崎市に住む16歳の女子高校生を2人が暮らす横浜市内の自宅マンションに招き入れ、5日まで保護者の同意なくおよそ3か月間住まわせたとして、未成年者誘拐の疑いが持たれています。
5日未明、出歩いていた女子高校生を巡回中の警察官が見つけて保護したところ、家出をして2人の部屋に寝泊まりしていることが分かったということです。
女子高校生にけがはありませんでした。
調べに対し池永容疑者は「間違いない」と容疑を認め、下地容疑者は「誘拐したという認識ではない」と容疑を否認しているということです。
女子高校生は2人から金銭的な支援などを受けて生活していたとみられ、警察が詳しいいきさつを調べています。

 伊勢佐木署は5日、未成年者誘拐の疑いで、いずれも自称の横浜市中区寿町1丁目、アルバイトの男(22)と、同居する自称会社員の男(34)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は、共謀して2月12日ごろから5月5日午前1時55分ごろまで、群馬県高崎市に住む高校2年の女子生徒(16)を、自宅マンションで誘拐した、としている。アルバイトの男は「間違いない」と供述、自称会社員の男は容疑を一部否認している。

 署によると、アルバイトの男と女子生徒は1年前に交流サイト(SNS)で知り合った。女子生徒が「今からそっちに行く」といい、保護者には「友人の家にいる」と説明していた。夜中に両容疑者の自宅マンション前に女子生徒がいたところ、同署員が声をかけ、発覚した。