25日夜、軽自動車が徳島県阿南市の県道から付近の水田に転落する事故がありました。車には18歳の少年4人が乗っていて救急搬送されましたが、3人が死亡しました。

 25日午後10時半ごろ、阿南市長生町の県道24号で「音がしたので見に行ったら、車が落ちている」と110番通報がありました。

 車は運転席側が下の状態で倒れていて、警察は県道を南向きに走っていた軽自動車が何らかの理由で付近の水田に転落したとみています。また、飲酒や無免許運転の可能性は低いとしています。

 この事故で、乗車していた少年4人のうち3人が搬送先の病院で死亡が確認され、残りの1人は軽傷だということです。

 警察が事故の詳しい原因を調べています。























4月25日の夜、徳島県阿南市長生町の県道で、軽乗用車が田んぼに転落する事故があり、乗っていた18歳の男性4人のうち3人が亡くなりました。



「事故があった現場です。軽自動車はこのガードパイプを突き破って、道路沿いの田んぼに転落しました」

警察によりますと、4月25日午後10時30分ごろ、「車が田んぼに落ちている」と110番通報がありました。

警察が駆け付けたところ、軽乗用車がガードパイプを突き破って道路沿いの田んぼに転落し、横転していました。

軽乗用車には、いずれも阿南市に住む18歳の男性4人が乗っていて、病院に運ばれたものの、このうち3人が頭を強く打つなどして亡くなりました。

もう1人の男性は、顔に擦り傷を負う軽傷です。

亡くなったのは、運転をしていたとみられる無職の男性と、後部座席に座っていた作業員と会社員の男性で、発見された時の状況からいずれもシートベルトをしていなかった可能性があるということです。

軽傷だったのは助手席に乗っていた会社員で、シートベルトは着用していました。

4人は友人関係で、徳島市内の遊戯施設で遊んだ帰りだったということです。

現場は片側1車線の見通しのよい直線道路で、警察が軽傷の男性に話を聞くなどして、事故当時の状況を調べています。