奈良県下北山村で、ボーリング調査をしていた男性が、作業で使う機械に体を巻き込まれ死亡しました。

 現場は、奈良県下北山村上池原にあるボーリング調査を行っていた工事現場で、16日午前11時半頃「作業員の体がロッドに絡まっている」と、別の作業員から消防に通報がありました。

 警察と消防によりますと、災害対策のための地質調査を行っていた現場責任者の会社員男性、桜井公弘さん(63)が、ボーリング調査に使う「ロッド」と呼ばれる機械に巻き込まれたということです。桜井さんは体を締め付けられ、意識不明の重体で病院へ搬送され、その後、死亡しました。

 「ロッド」は棒状の鉄製の機械で、警察は、作業中に桜井さんの衣服が機械に絡まり体が巻き込まれたとみて、当時の状況を詳しく調べています。