3日、北海道で雪崩が相次ぎ、利尻島の利尻山では40代女性が、島牧村の東狩場山では28歳の男性が死亡しました。

 3日午後0時半すぎ、利尻山で「複数人が雪崩に巻き込まれた」と男性から警察に通報がありました。 
警察によりますと、山の東側斜面の標高約400メートルの地点で雪崩が起き、成人の男女4人が巻き込まれたということです。

 4人は全員雪の中から助け出されましたが、40代の女性1人が心肺停止の状態でヘリで病院に搬送され、その後、死亡が確認されました。

 また、島牧村の東狩場山でも雪崩が発生し、スノーモービルを走らせていた28歳の男性1人が巻き込まれて死亡しました。

北海道・利尻山で3日、ツアーでバックカントリーをしていた男女が雪崩に巻き込まれ4人が死傷した事故で、警察は業務上過失致死傷の疑いを視野に捜査していることが分かりました。

事故があったのは利尻富士町の「利尻山」です。

3日午後0時半ごろ、利尻山の東側・標高400メートル付近で男女8人がバックカントリーをしていたところ、7人が雪崩に巻き込まれました。

このうち、帯広市のパート従業員・中島真理子さん(44)が雪の上に倒れた状態で発見され、その後死亡が確認されました。

また、雪に埋まった20代の男性が足の骨を折る大けがをし、そのほか女性2人が軽傷です。

中島さんはバックカントリーツアーの客で、けがをした20代男性はツアーガイドでした。

警察は業務上過失致死傷の疑いを視野に捜査しています。