パトカーが駆けつけた石川・小松市の商業施設。
40代の男性が刃物で刺された現場。

この事件で、28日までに職業不詳の久保一馬容疑者(44)と妻の美幸容疑者(45)が傷害の疑いで逮捕された。

被害に遭った男性と顔見知りだったとみられる久保容疑者夫婦。

3人の間に、何があったのだろうか。

事件が明らかになったのは、27日の午後6時ごろ。

買い物客から「人が刺された」という通報が寄せられた。

これを受け、警察官が現場となったイオンモール新小松に駆けつけたところ、被害男性のほかにいたのが、3人の知人。

その知人らからの話や防犯カメラの映像から、久保容疑者夫婦の関与が明らかになった。

警察によると、事件前、久保容疑者夫婦と被害男性の間に何かしらのトラブルが発生。

被害男性は顔を複数回殴られたうえ、刃物で右太ももを刺されたとみられている。

被害男性は病院に運ばれ、命に別条はないという。

2人は犯行後、被害男性らを残し、その場から立ち去っていた。

しかし、現場に残っていた知人らからの情報を受けた警察が、久保容疑者夫婦を発見、逮捕した。

警察は、犯行に至ったくわしい経緯を調べている。