「親子関係に悩んでいた」“4000万円詐取で逮捕”柔道元オリンピック代表丸山顕志(58)が漏らした“苦悩”「息子は阿部一二三のライバル」
2月29日、千葉県警は、6年前に県内に住む高齢女性に暗号資産の価値があるなどとうたい、現金およそ4000万円を騙し取ったとして、柔道元日本代表でバルセロナ五輪・柔道競技主将の丸山顕志容疑者(58)を逮捕した。
「丸山は6年前に現在は取引されていない『One Coin』という暗号資産に投資するように勧誘、『価値が上がる』などとうたっていた。騙し取った金はギャンブルなどの遊興費に使っていたとみられる」(全国紙記者)
「息子の城志郎さんとは折り合いが悪く…」
丸山容疑者はバルセロナ五輪の柔道男子65キロ級で7位に入賞した過去がある。
「息子の城志郎さんは世界選手権を2度制覇し、阿部一二三のライバルとして知られています。ただ、顕志さんは城志郎さんとは近年折り合いが悪く、親子関係に悩んでいた」(柔道関係者)
過去には「週刊文春」の取材に応じたことも
「 週刊文春 」が丸山に取材したのは2021年4月のこと。前月に亡くなったバルセロナ五輪柔道金メダリストの古賀稔彦(享年53)についてインタビューに応じたのだ。“平成の三四郎”はバルセロナ五輪の直前に吉田秀彦との乱取り中に左膝を負傷。その当時を丸山はこう振り返っていた。
「試合当日までほとんど寝たきりの状態で、監督やコーチには『最悪です』とケガの状態を報告していました。練習ができないので減量をするためにほぼ飲まず食わずでした。そんな崖っぷちな状況に関わらず、古賀は『先輩、大丈夫っすよ。金メダル獲りますから』と言い放っていましたからね。
球技や水泳などがからっきしで運動音痴かと思うほどで、ベンチプレスも80キロ挙がるか挙がらないか。それなのにいざ道場で組むと“柔道力”がすごいんです。“切る”つまり相手に組ませない技術も半端なく、“柔道の申し子”かと思いましたよ」
騙し取りは「五輪の経歴をひけらかしながら…」
丸山は引退後、化粧品会社を経営しながら、柔道教室を開いて、後進の指導にあたっていた。
「五輪の経歴をひけらかしながら、相手から信頼を得た上で金を騙し取っていた。全国の少なくとも30人以上から仮想通貨の購入費を数億円集め、被害者から『騙された』との声があがっていた」(前出・記者)
古賀が天国で泣いている。