コロナ禍に苦しむ事業者への国の補助金およそ5000万円をだまし取ったとして逮捕されていた宮城県大崎市鳴子温泉にあるホテルの元役員の男ら3人が20日起訴されました。

詐欺の罪で起訴されたのは、大崎市にある「鳴子観光ホテル」の元常務・大沼孝晶被告(41)、岩手県雫石町の鶯宿温泉「長栄館」の元社長・照井貴博被告(37)ら3人です。

起訴状によりますと、3人は共謀して、コロナ禍に苦しむ事業者を支援するための農林水産省の補助金制度を悪用し、実際には仕入れていなかった牛肉の販売量が低下したなどとうその申請をして、4986万5000円の補助金をだまし取ったとされています。

3人はこのほか、3年前にも同じ補助金をおよそ4000万円だまし取ったとして逮捕されていましたが、処分保留となりました。