工事代2億9千万円、詐取疑い 茨城の男2人逮捕

　水戸地検は14日、工事代金を水増ししたり架空請求したりして会社から計約2億9千万円をだまし取るなどしたとして、詐欺などの疑いで、会社従業員直井正樹容疑者（49）＝茨城県龍ケ崎市＝と取引先の元代表取締役谷口英樹容疑者（57）＝同県つくば市＝を逮捕した。地検は捜査への支障を理由に、会社名や2人の認否を明らかにしていない。

　逮捕容疑は、共謀して2019年、直井容疑者の会社に対し、別の会社へ委託した土木関連工事代を水増し請求して約2億5100万円を支払わせた疑い。谷口容疑者の会社からも、除草作業代を架空請求したり伐採関連工事費を水増し請求したりして計約4千万円を詐取した疑い。