福島県西郷村役場の職員が酒気帯び運転の疑いで逮捕された。

逮捕された西郷村役場の職員、齋須良憲容疑者(49)は、2月3日夜、白河市内の県道を酒を飲んだ状態で車を運転した疑い。

福島テレビ・浅野晋平記者:「酒気帯び状態の齋須容疑者は、こちらの駐車場でバックで運転している時に、停車している車と衝突しましたが、そのまま走り去ったということです」

白河市内の駐車場で当て逃げ事件の通報を受けた警察が、別の駐車場に停車していた齋須容疑者を発見、呼気を調べたところ基準値の約3倍のアルコールが検出されたということ。その後の捜査で、県道を走る齋須容疑者の車が防犯カメラに映っていたことなどから逮捕に至った。

西郷村の高橋村長は「事実関係を確認したうえで、厳正に対処して参ります」とコメントしている。

<飲酒運転>飲酒運転は犯罪、そして、死亡事故につながる可能性が高い危険な行為だ。
飲酒運転の検挙で多い「酒気帯び運転」、呼気に含まれたアルコール濃度が基準となり、罰則は3年以下の懲役または50万円以下の罰金。その他、アルコール濃度によって違反点が異なる。

そして、呼気のアルコール濃度に関わらず、飲酒によって正常な運転ができないおそれがある状態が「酒酔い運転」。罰則は5年以下の懲役、または100万円以下の罰金。免許取り消しに加え、3年間は新たに免許を取得することが出来ない。

福島県内では2023年、飲酒運転の事故が59件発生し、5人が死亡している。少しの飲酒だから大丈夫「だろう」、時間が経ったからお酒が抜けた「はず」など、根拠のない誤った判断をなくし「飲んだら乗らない、乗るなら飲まない」を徹底したい。