愛知県豊田市の飲食店「美食家しゃぶしゃぶとん吉」で、交雑種の豚や牛の肉を提供しながら「鹿児島県産黒豚」「黒毛和牛」などと虚偽表示して営業したとして、県警捜査4課は30日、不正競争防止法違反の疑いで特定抗争指定暴力団山口組系組幹部鈴木浩且容疑者(46)=同市常盤町=ら男3人を逮捕したと発表した。逮捕はいずれも29日付。

 県警によると、情報提供を受け入手した肉を鑑定し、「交雑種」と判明した。店から白いトレーが見つかり、スーパーなどで仕入れた肉を提供していたとみられる。県警は、虚偽表示で得た収益が暴力団の資金源になったとみて金の流れを調べている。

 自らが営むしゃぶしゃぶ店で「黒豚」「黒毛和牛」と偽って交雑種の肉を提供したとして、愛知県警は29日、指定暴力団6代目山口組傘下組織の幹部ら男3人を不正競争防止法違反の疑いで逮捕し、発表した。県警幹部は「ヤクザがしゃぶしゃぶ屋をやっていると聞いたのは初めて」と話し、売り上げの一部が上部組織に流れていたとみている。

 逮捕されたのは、傘下組織幹部の鈴木浩且(ひろかつ、46)=同県豊田市常盤町=、店の従業員の有明輝幸(36)=同市山之手8丁目=、同組員の高山和也(42)=同市井上町=の3容疑者。

 捜査4課によると、3人は昨年12月、鈴木容疑者が豊田市内で営む「美食家しゃぶしゃぶとん吉」で、「鹿児島産黒豚」「黒毛和牛」を使っていないのに、店舗紹介サイトやメニューに誤認させる表示をした疑いがある。県警は3人の認否を明らかにしていない。 店は昨年9月から営業を始め、鈴木容疑者が調理や仕入れを、有明容疑者が接客を担当していた。店では「鹿児島県産黒豚しゃぶしゃぶロースバラ 1人前」は4500円、「追加具材 黒毛和牛 半人前」は2500円で提供していたが、県警の鑑定で肉は交雑種の豚肉と牛肉と判明。厨房(ちゅうぼう)にはスーパーの白いトレーもあり、県警はより安い肉を仕入れて利益を得ていたとみている。


















自身が経営する店で別の産地の肉を提供しているにもかかわらず、インターネット上のサイトに「鹿児島県産黒豚」などと表示していたとして、六代目山口組弘道会傘下組織の幹部の男らが逮捕されました。


逮捕されたのは、六代目山口組弘道会傘下組織幹部の鈴木浩且容疑者(46)ら3人です。

警察によりますと3人は去年12月、鈴木容疑者が経営する豊田市の「美食家しゃぶしゃぶとん吉」で別の産地の肉を提供しているにもかかわらず、ホームページ上で「こだわりの鹿児島県産黒豚」や「黒毛和牛」と表示していた疑いが持たれています。

店は去年9月にオープンし、翌月に「表示と違う肉を出している」という情報が寄せられていました。

警察は鈴木容疑者らの認否を明らかにしていませんが、店の売り上げが暴力団の資金源になっていたとみて調べています。