福岡県警は26日、非常勤職員ら3人を免職や停職の懲戒処分とし、発表した。

 懲戒免職となったのは、大牟田署の生活安全課密漁係の非常勤職員の男(37)。職員は昨年12月、大麻取締法違反(栽培、所持)で逮捕されたが、否認し、その後、処分保留となった。県警によると、自宅から大麻が見つかった事実を踏まえ、処分したという。

 停職6カ月の処分を受けたのは、第2機動隊の巡査長の男(27)と警察学校の巡査の男(19)。いずれも26日付で依願退職した。

 巡査長は昨年4月中旬、寮の同僚の部屋からトレーディングカードとケース(時価合計3万5千円)を盗み、高校時代の知人女性と北九州市内のホテルに宿泊した際には、女性の指輪(同13万円相当)を盗んだとして、住居侵入と窃盗の疑いで書類送検された。

 巡査は昨年12月10日未明、福岡市中央区のクラブで、落ちていた財布を横領した。逃走するために、飲酒していた友人に車を運転させたとして、占有離脱物横領と道路交通法違反(酒気帯び運転教唆)などの疑いで書類送検された。巡査は犯行の約10日前の同月1日に辞職の意向を示し、警察学校の寮を離れていたという。