学童保育施設で盗撮をしたとして、兵庫県警は22日、神戸市北区大原3丁目の社会福祉法人職員、大村健登容疑者(27)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)などの疑いで逮捕し、発表した。「性的欲求を満たすのではなく、トイレが汚れる様子が知りたかった」と容疑を一部否認しているという。

 灘署によると、大村容疑者は昨年3月22日~24日ごろ、勤務先の神戸市灘区の学童施設の男女共用トイレの天井にネットワークカメラを設置し、男女の児童4人と20代女性職員の動画を撮影した疑いがある。3月22日以前からカメラを設置していたとみられ、県警は余罪を調べている。

神戸市で22日、学童保育施設のトイレにカメラを設置し、児童らを盗撮したとして27歳の男性職員が逮捕されました。

 児童ポルノ禁止法などの疑いで逮捕されたのは、神戸市北区に住む、社会福祉法人の職員・大村健登容疑者(27)です。

 大村容疑者は去年3月、自身が勤める学童施設で、トイレの天井に小型カメラを1台設置し、当時8歳から10歳の児童4人と27歳の女性職員計5人を盗撮した疑いがもたれています。

 去年11月、保護者から「子どもが施設でわいせつな被害にあっているのでは」という相談があり、捜査したところ、大村容疑者のスマートフォンから児童らを撮影した動画が見つかったということです。

 警察の調べに対し、大村容疑者は「隠しカメラを設置して撮影、録画したことに間違いない。性的欲求ではなくてトイレが汚れる様子を知りたかった」と話しているということです。