自身が経営する京都市内の写真館で隠しカメラなどを設置し、女性の着替えを盗撮した疑いなどで、元写真館経営の男が逮捕された。

■撮影機材に隠しカメラ設置か

■学校から撮影依頼受けた「文化祭」でもスカートの中を盗撮か



経営する写真スタジオで更衣中の女性を盗撮したなどとして、京都府警は22日、京都府迷惑行為等防止条例違反(卑わいな行為の禁止)の疑いで、大阪府東大阪市岸田堂南町の自称アルバイト、土田達郎容疑者(41)を逮捕した。容疑を認め、「10年ぐらい前から盗撮していた」などと供述している。



押収されたハードディスクからは、盗撮とみられる約2500件の映像や画像が確認された。府警が経緯を調べる。

逮捕容疑は令和3~5年、京都市左京区の写真スタジオで、成人式の前撮りに来た女性3人の更衣中の姿を撮影したほか、文化祭などの撮影のため、学校側の依頼で訪れた府内の高校や中学で、女子生徒4人のスカート内や更衣中の姿を撮影したとしている。

府警によると容疑者は、スマートフォンや穴をあけた靴下の中に隠した小型カメラなどを犯行に使用していたという。

卒業アルバムの写真撮影で訪れた中学校や高校で女子生徒らを盗撮したとして、京都府警は22日、京都市で写真館を経営していた自称アルバイトの男(41)(大阪府東大阪市)を京都府迷惑行為防止条例違反(卑わいな行為の禁止)容疑で逮捕した。男は、女性の画像データ約2500点を保存しており、府警は10年以上前から盗撮を繰り返していたとみて調べる。
 発表では、男は2021年11月~23年5月、府内の中学校と高校で女子生徒計4人のスカートの中や更衣室で着替える様子をスマホなどで撮影。京都市左京区で自身が経営していた「ふたりと写真館」でも更衣室に小型カメラを設置し、成人式用の撮影で訪れた当時19~20歳の女性3人を盗撮した疑い。容疑を認めているという。
 男は卒業アルバム制作の依頼を受け、府内の学校を訪れて写真を撮影していた。写真館は昨年末、閉店したという。
 府警は昨年9月、京都市下京区内の商業施設で女性を盗撮しようとしたとして男を現行犯逮捕。その後、男は釈放され、府警が任意で調べていた。