サロマ湖とオホーツク海をつなぐ水路で、測量作業船が転覆し、1人が死亡、1人が心肺停止。

18日午前11時半過ぎ、北海道北見市で、「海上で作業中の船から3人が転落した」などと通報があった。

別の船に救助された笹原昭さん(43)が、搬送先の病院で死亡が確認され、加留福太郎さん(28)は心肺停止の状態。
残る男性1人は軽傷。

当時、長さ約6メートルの船で、サロマ湖とオホーツク海をつなぐ水路で水深を測る作業をしていて、船はその後、転覆した状態で見つかった。

網走海上保安署が状況を調べている。

18日、北見市常呂町栄浦のオホーツク海で、測量作業をしていた船が転覆し、乗っていた3人が海に投げ出されました。

1人は自力で海岸にたどりつき、残る2人は近くにいた船に救助されましたが、このうち、船長の笹原昭さん(43)が死亡しました。

網走海上保安署によりますと、測量会社の社員、加留福太郎さん(28)が意識不明の重体になっていましたが、19日夜、低体温症で死亡し、この事故で亡くなった人は2人となりました。

海上保安署によりますと、当時、海は穏やかでしたが、事故を目撃した人の話などから、船は突然、大きな波を受けて転覆した可能性が高いということです。

3人はライフジャケットを着用していたということで、海上保安署が事故の詳しい状況を調べています。