大分県日出町にある金属加工工場で、クレーンで運搬していたアルミ資材に頭をぶつけ、意識不明の重体となっていた男性作業員の死亡が確認されました。

10日午後4時前、日出町藤原にある金属加工工場から「クレーンの作業中に操作を誤って重量物がクレーンを操作している人の頭部にぶつかった」と119番通報がありました。男性は別府市に住む宇都宮英樹さん(29)で、意識不明の重体となっていましたが、11日搬送先の病院で死亡が確認されました。死因は重症頭部外傷でした。

警察によりますと当時、宇都宮さんは天井クレーンをリモコンで操作していて、2枚重ねのアルミの板約250キロ(縦横1.5メートル×3メートル、厚さ1センチ)を地上から高さ約2メートルの位置までつり上げて運搬。その際、ロープが一部外れてアルミ板が傾き、宇都宮さんの頭部に直撃したということです。

警察が事故当時の詳しい状況や原因を調べています。