北アルプス硫黄岳周辺で行方不明の2人救助も…山梨県の山岳ガイドの46歳男性死亡、埼玉県の40代男性は軽傷 2日前に「SOS信号」アメリカの会社が受信…その後、連絡途絶える 難コースを登山か



北アルプス硫黄岳周辺を登山していて行方がわからなくなっていた男性2人は、11日、発見、救助されましたが、1人の死亡が確認されました。もう1人は軽傷だということです。

いずれも山岳ガイドの山梨県北杜市の46歳男性と埼玉県飯能市の40代の男性は1月5日に大町市の七倉登山口から入山し、硫黄岳を経由して槍ヶ岳方面に向かう途中で遭難したとみられます。

9日正午過ぎに2人の無線機から「SOS信号」が発せられ、受信したアメリカのサービス会社などを通して長野県警に連絡がありました。

長野県警は10日、ヘリコプターで捜索する予定でしたが、天候が悪く断念。

11日午前8時20分頃、新潟県警のヘリが硫黄岳の山頂から北西方向の標高1700メートル付近で2人を発見、救助しましたが、山梨県北杜市の男性の死亡が確認されました。埼玉県飯能市の男性は病院に搬送され、打撲などの軽傷の模様です。

登山計画によりますと、2人は難易度の高いコースをたどり、11日に新穂高温泉に下山する予定でした。