遺品整理で「タンス預金」1100万円盗む…「最低限のモラルに抵触」と有罪判決

読売新聞 2022年2月5日 6時32分

松山地裁
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 遺品整理作業中に見つけた「タンス預金」を盗んだとして、窃盗罪に問われた島根県大田市大田町の被告の男(41)の判決が4日、地裁であり、畑口泰成裁判官は「遺品整理業における最低限のモラルに抵触する行為で悪質」として、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。

 判決などによると、男は、同市仁摩町の被告の男(30)(窃盗罪で公判中)と共謀。昨年4月、東京都内の男性が所有する大田市内の空き家で、男性の母親の遺品整理作業中に現金約1100万円を盗んだ。