*後日 追記&写真追加済み

 

昨夜、寝ようかと思っていたら、

世界的🎹ピアニスト・ポリーニが、亡くなったニュースが!!

ミラノの自宅でということですが、1月で82歳になったところね。

 

1960年のショパンコンクールで、圧倒的、文句なしの演奏をした18歳のポリーニ。

その時の名誉審査員長だった、かのルービンシュタイン(←ショパン弾き、大好き!)をして「ここにいる我々審査員の中で、彼よりうまく弾ける者はいるかね!?」と言わしめたのは有名な話・・・ポリーニのことを話す時に、よく語られるエピソードね。

 

 

 

 

 

完璧!と言われたポリーニ

 ミラノ生まれ、18歳のポリ―ニが、世界に羽ばたいた瞬間だった。

1995年までのショパンコンクール出場者(優勝者や話題だった人を)を追ったDVDセット(32巻)より

 
 

 

久しぶりに観ました

授賞式とポリーニの表彰演奏

 
 
🎵ポリーニの日本公演の歴史の、まさにラストの日に行けたこと、良い想い出🎵

想い出すに、ポリーニの最後の来日演奏会は、2018年10月に三日間(7日・11日・18日)開かれ、私は11日のチケットを買い求めていましたが、11日の演奏会が、体調不良(確か腕の不調と発表されていた記憶が)により、21日に変更になったのです。@サントリーホール

 

76歳になったポリーニの、その年=2018年が明けてからの世界を廻る演奏会では、キャンセルや、曲目変更などが目立っていたのを知っていましたので、日本公演の10月ともなれば、体力的に大丈夫かしらと、半ば賭けのような気持ちでチケットを購入していた私~。

やはり10月の日本公演も、日にち変更と、プログラムも変更になり、予定されていたベートーベンのソナタ2曲は、弾かなくなりました。実は私は、ベートーベンのソナタが聴きたかったのですが、日本公演はこれが最後かもという思いが過り、払い戻しはせず、予定を変更して21日にサントリーホールに出かけました。

演奏に、かつての精彩はなくとも(←確かに腕が不調そう)、品が良く、優しそうなおじいちゃま雰囲気のポリーニの姿は、素敵でした。若い頃のクールなポリーニではありませんでしたね。少~し、脚を引きずってらした・・・。演奏は、超完璧とは言えませんでしたが、柔らかく、美しい音の連なりに、独りのピアニストの人生を重ねながら聴いていました音譜音譜音譜音譜

 

アンコール曲のあと、拍手が鳴り止まず、何度も何度も出て来て挨拶をしてくれましたが、それでも拍手は止まず、キリがないので・笑(ほんとにそんな感じでしたのよ)、彼は、最後には観衆に向かって両手を前に上げて広げ、「どうぞ皆さま、これで、お帰り下さいませ」という仕草をしたのを、はっきり覚えています。場内は、温かい笑いが起きましたキラキラ気づき

 

聴衆は、かつてのポリーニの凄腕演奏など求めず、私同様、彼に逢いにきた人が多かったように思いましたOKグッド! 

 

 

 晩年の彼、ちょうどこんな感じ。

写真はネットより拝借

 

 

おわり