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余裕がありましたので
外看板撮りました~
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一演目目の「菅原伝授手習鑑(寺子屋)」。これは、よくかかる演目で、今まで何度観たでしょう。
長い演目ですが、今回は、山場と言われている「四段目 寺子屋」のみ。
【チラシより: 寺子屋を営む源蔵は、恩義ある菅丞相(菅原道真)の子・菅秀才を我が子と偽り匿っています。しかし、そのことが敵方に知られてしまい、苦悩の末、寺入りしたばかりの子供の首を身代わりにして差し出すことを決意。首の検分役は、菅秀才の顔を知っている松王丸。その首を検(あらた)めた松王丸は・・・。】
実は、子供の首は、首の検分役に来た松王丸(菊之助)の息子の首だったのでした。
菅丞相の敵側(藤原時平側)に付いていた松王丸ですが、前段で、菅丞相からの信頼を得ていた件もあり「敢えて我が子を(身替りになるように)寺子屋に入塾させていたわけです(妻が連れて来た」。そうとは知らず、源蔵は、入ってきたばかりのその子が、育ちの良さそうな、品格のある良い顔立ちをしていたので、菅秀才の代わりにうってつけとばかりに、その子の首を差し出そうと決めており、いよいよのところで、首をはねるのです。
首の検分をしに来た松王丸(菊之助)は、出された「我が子の首」を見て、父親としての苦悩、哀しみを悟られまいとしながら「これは菅丞相の子・菅秀才に相違ない」と言う場面が、見せ場となるわけです。
その後、松王丸の妻も、寺子屋に現れ・・・(中略)・・・
これで恩に報いることが出来た。息子よ、立派に若君の役に立ってくれた!😢と、白装束の松王丸夫婦。
忠義の世界とは言え、よく考えたら、凄い話です・・・恩ある主君の血筋を絶やさぬために、我が子を殺すのですから
初めて観る人には、松王丸も源蔵も、過去に菅原道真といかに関わってきたかを描く前段を観ていた方が、より深く感じ入ることが出来るかとは思います。
二演目目
傾城道成寺
傾城清川 雀右衛門
僧・安珍/実は平維盛 松緑
舞踊 長唄囃子連中
(内容省略)
雀右衛門、花道のすっぽんから現れたその姿、きらり✨とした瞬間があり、綺麗でしたね~。お顔、少しほっそりされたような気がする。美しい舞台に、私の大好きな長唄、よござんした。
三演目目
御浜御殿綱吉卿
元禄忠臣蔵のうちの人気演目
徳川綱豊卿 仁左衛門
赤穂浪士/助右衛門 幸四郎
綱豊卿の行事、御浜御殿での園遊会当日の話
(あらすじ省略)
仁左衛門が現れると、舞台=場の空気が引き締まります。ベテランってこういうことですよね~オーラ
鍛錬してらっしゃるのでしょうね~、間もなく(この14日で)80よ
久しぶりに観る本作、「このお歳で演じる綱豊卿、いいな」などと、もはや仁左衛門丈なら何でも良いに至る私の「お気に入りぶり」も頂点に
仁左衛門は、決して大きな声量の持ち主ではないのに、台詞(言葉)が、よく聴き取れます。それと、息子ちゃん(笑)である孝太郎も、声も通り、台詞もはっきり聴こえて、気持ちが良い(最近、特に良いです)。
仁左衛門と幸四郎の、台詞の応酬になっていく、まさに丁々発止場面は、時間もたっぷり、観ている方も緊張感の中で耳をそばだてる・・・見どころです。幸四郎は、仁左衛門丈に喰らいついて、汗びっしょりと涙の熱演、好感が持てました。憎き吉良を討ちたい!と、血気盛んな役なので、早口の時や、屈んで台詞を言わなくてはならない時など、難儀なこともあるでしょうけれど、やや聴き取り難かったのが、残念(私は、前から三列目・ほぼ中央の席で)。活舌頑張れ~
いよいよクライマックス
御浜御殿能舞台の背面の場
能装束で現れた仁左衛門! かっこいい!の一言に尽きる。 目に焼き付けましたよ
この時、助右衛門(幸四郎)は、現れた能装束姿を吉良だと思い(吉良が能の舞台にあがると聞かされていた)、槍で襲い掛かり、二人の立ち回りになります。そこ、なんとなく、心配でした(もう、や~ねぇ私。仁左様が心配で・・・)、まだ5日目だからかも、観ていて不安。
そして、綱豊卿は顔を明かし、「ごま塩頭を斬って、供えたところで何になる。そんなことが復讐の本望ではないはずだ・・・」(←確かこんな風)と、助右衛門に説き伏せます
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お読み下さった方、恐れ入ります。
おわり