11月の歌舞伎座 

 

 
 

楽日夜の部に行きましたあし

 

 

 

 

 
 

目お目当ての仁左衛門丈は、年内最後の歌舞伎座出演です。・・・ぁ、引退ではありませんことよ。
仁左衛門丈は、12月はご存知南座です。昨年は行けなかったのですが、今年は、なんとかチケットが取れ、京都に行きます。

★松浦の太鼓

解り易いお話。

赤穂浪士の討ち入りを、今か今かと待ちわびているお殿様(松浦候)が仁左衛門です。

この殿様は、茶目っ気たっぷりで、やや我儘ぶりを見せる日々に、家臣たちもヨイショしたり、気を使ったり・・・客席はクスクス笑います。その可愛らしいお殿様ぶりで、やや喜劇寄りで見せていく舞台模様ですが、流石の殿様の品は保たれており、決して欲目ではないつもりで申しますれば、仁左衛門丈流石だわ❣ やっぱり巧いわ~❣と思うのでありましたドキドキ

俳句の師匠其角(=歌六)から、両国橋で偶然出会った赤穂浪士の一人である大高源吾=松緑が、貧しい格好で笹売りに身をやつしていたという話を訊いた松浦候は、討ち入りの様子もないと立腹し、屋敷で奉公しているお縫=米吉(=大高源吾の妹)に、いとまを出すと言い出す始末・・・その時点では、早合点。

(略)

やがて、隣の吉良邸から討ち入りの陣太鼓が聴こえた時の喜び様も、見事ビックリマーク 

「僕ちゃん(あ、こんなこと言っていませんよ・笑)助太刀に行く~!」と馬馬に跨る殿様をワイワイ止める家臣たち笑 そこに大高源吾=松緑がバタバタと登場~クラッカー 

〆は省略。

 

*本作は、俳句のやりとりが話の肝となって効いており、そこも好きです。

両国橋で、其角の「年の瀬や水の流れと人の身は」という上の句に、源吾が「明日待たるるその宝船」と続けます。そう、いよいよ明日、討ち入りです、と下の句で語るわけです。実に高尚ではござりませぬか・・・

 

 

 

★最後の演目

舞踊三題のうち

「三社祭」の巳之助が抜群でしたッ!際立つキレ。坂東流の血を引いているのが解ります。DNAってあるのよね~、ふむふむ。

巳之助の若い頃は(恐らく反抗からの様でしたね💦)確かロックバンドをしていたようですから、歌舞伎に本腰を入れてからの頑張りもあるようで、演技も目に見えて巧くなっていくのを感じていました。

二人で踊る三社祭、右近も良いので、三十代前半の二人の息がぴったり合った(気分の上がるテンポで、生き生きと、合わせどころが多い)実に気持ちが良い舞台を見せてくれて、観客の拍手も力が入ってました拍手拍手拍手 

 

                三社祭:こんな感じとか 

文化デジタルライブラリーより

👆巳之助&右近ではありません

 

以上、

二演目だけ、書き置き🙇

 

おわり