なぜか学校にいた。
俺の知らない学校だ。
なにげなく廊下のような場所を歩いている。
視界がだんだんと鮮明になり、ふとした瞬間に吸い込まれるようにある教室に入った。
そんなに広くない、かと言って狭い訳でもない教室の中には見覚えのある少女がいた。
俺の好きだった彼女だ。
別れてからちゃんと話したことなかったから、なんだか恥ずかしいような気まずいような・・・
顔がまともに見れなかった。
なんかドキドキする。
こんな気持ち久しぶりだった。
なんか自然と笑みがこぼれた。
これは幸せと呼べる気がした。
話しかけたい声が聞きたい、そんな気持ちで胸がいっぱいだった。
声を出そうとしたとき、なぜだか知らないけど、向こうから話しかけてきた。
緊張して言葉が詰まった。
何を話したかは覚えていない。
それでも俺はよかった。
それでも俺は幸せだった。
どんな流れかはわからないけれど、一緒に学校を回ることになった。
向こうがこっちを見てきたら、俺は顔を反らした。
嫌いだって思われたかもしれない。
でも向こうは笑ってくれた。
なんだかすごく安心した。
だから俺はこの人のこと好きになったんだろうなって思った。
人を好きになるってこういうこと。
そういうことを思わせてくれた夢を見た。
まだあったんだ。
俺にも好きって感情が。
