口蹄疫の影響 | おおきくな~れ♪

口蹄疫の影響

あちこちで口蹄疫の影響がでていますね。

いろんな方々の日記やブログを読み、そしてメディアで取り上げられるのを見て、複雑な心境でいます。


私の旦那さまは、川南町の養豚ブタの会社で働いています。

口蹄疫が先週確定し、明日殺処分するそうです。

口蹄疫が確認されてからも毎日、いつもと変わらず子豚ちゃんたちぶーぶーが産まれているそうです。

でも、母豚が口蹄疫にかかっているので、その母乳を飲んだ子豚ちゃんたちはすぐに死んでしまうそうです。

殺処分した後、農場には一定期間(1週間だったかな?)誰も入れないそうです。

その間、旦那さんは仕事がないので、『どうしよう・・・』という感じです。
でも、それよりも、殺処分してから再開までの期間がどのくらいかもまだわからないので、従業員はみんな不安です。

今の農場の豚さんたちを殺処分したら、多分、別の農場の殺処分の手伝いに行くと話しています。

口蹄疫に感染した別の農場で働いていた知人は、すでに殺処分が終わり、解雇になったそうです。
雇い主の方は個人で小規模だったので再開はしない考えになったそうです。

知人は40代で、これまで養豚業にしか従事したことがなく、子どももまだ小さいため、早く収入を得なければならないが、就職先がないと嘆いていました。

とりあえず、豚を扱えるので殺処分の作業に行きはじめたそうですが、
家族も不安で、先が見えないと話しています。



知り合いの中学生の息子さんは
口蹄疫が出た農家の子どもがイジメにあってると言ってました。


私の旦那さんの実家は土木業を営んでいて、いつもだとこの時期は仕事があまりなく、
公共事業が減った昨年や一昨年は、仕事が入るまで従業員やバイトを解雇したり、休みを増やしたりしていました。

が、今はGW休み返上、日曜出勤当たり前で毎日殺処分された牛や豚を埋める作業をしています。

頭数の多さ臭い、気持ちのおきかたなどに「頭がどーにかなりそうだー」と言っています。

口蹄疫の影響で、仕事のない時期に土木業が潤っている(言葉が悪いですが・・・)
いいのかわるいのか、複雑なところです。


ウチのトーマスくんの友達に、おうちが養豚農家の子が2件あり、どちらも外出自粛の為、もう2,3週間以上保育園に来ていません。

トーマスくんは、保育園の先生にどうして友達が来ないのかを聞き、寂しい気持ちを私に話しました。

何かできることを2人で考え、手紙を出すことにしました。

郵便屋さんにも来て欲しくないかもしれない・・・と悩みましたが、家から自由に出られず、緊張感の中にいる友達やその家族が少しでも癒されればと思い、思い切って出しました。



そして今日、その1人が久しぶりに登園していました。

顔を見て、私がうれしくなって声をかけました。

照れ屋なその子は、いつもと変わりなく癒し系の笑顔でほっとしました。

帰りにトーマスくんが「お手紙ありがとーって言ってくれたよー」とうれしそうに話していました。

実は、その子のウチの豚さん、ウチの旦那さんの所と同じ日に口蹄疫の感染を発表されていました。


大人たちの世界だけでなく、子どもたちの世界でも、こんなに影響が及んでいる口蹄疫が早く終息してくれることを心から願います。